| J: |
「ドッペルゲンガー」は、釜山国際映画祭のオープニング作品として上映されるという話題作になった訳ですが、会場を埋めた5000人の観客の反応は如何でしたか。 |
| K: |
熱狂的でした。と言っても、どうやら映画そのものに熱狂していると言うより、映画祭のオープニングだからというんでやたらハイ・テンションになってる感じ。だって上映の前に韓国のアイドルは入場するは、テレビ・カメラが殺到するは、盛大に花火は上がるはでもう大変な騒ぎ。落ちついて映画見れたんだろうか。まあ映画祭だから盛り上がるにこしたことはないんですが。 |
| J: |
黒沢監督作品初出演の永作博美さん、ユースケ・サンタマリアさんについての感想を、それぞれお聞かせください。 |
| K: |
永作さんは、何と言ってもスッキリとさわやかな人でした。しかも俳優としての勘どころがバツグン。いっしょに仕事するのがとても気持ち良かったです。ユースケさんは、ケッサクな人でしたね。でももちろん頭脳明晰でもあるので、脚本に書かれた正体不明の曖昧なキャラクターを一発で理解して演じてくれました。 |
| J: |
今回は、PE'Zが音楽を担当されてますが、プライベートではどんな音楽を聴かれるんでしょう?具体的に教えて下さい。(曲名とか歌手名とか) |
| K: |
マジで最近プライベートでは、全然音楽を聴かなくなってしまいました。どうしてかはわかりませんが、ひょっとすると静寂が気に入ってるんでしょうか。歳ですねえ。 |
| J: |
撮影の打ち上げとかでカラオケをされたりするんでしょうか?
監督の十八番は、どんな曲でしょう?(笑)カラオケでなくても例えば運転中とか、お風呂で歌う曲でも結構です。 |
| K: |
カラオケはしません。誘われてもまず行きません。ですが、歌は嫌いではないですね。つい鼻歌が出てくることはよくあります。どんな曲が出てくるかと言うと・・・、その時々によって違いますが、以前よく口をついて出てきたのは映画「羊たちの沈黙」のテーマ。あと「マーズ・アタック」のテーマ。それから、ちょっと古いですが「砂漠の流れ者」のテーマ。歌というより全部映画音楽ですね。最近はどうだろうか・・・、ディズニーもののテーマなんかがふと出てくることもある。ポピュラー・ソングだと・・・、シャレたところでパティ・スミスとか・・・。あ、あとなぜか時々ふと歌ってしまうのが讃美歌。それと、必ず定期的に歌いたくなるのが「ホンダラ行進曲」。ヘンですけど。 |
| J: |
監督は自分の作品を映画館に、一般客として見に行かれたことがありますか?行かれたとしたら、その理由もお聞かせ下さい。 |
| K: |
まずありません。一般観客と一緒に自分の映画を見るなんて、想像しただけで冷や汗が出ます。恥ずかしいし、後ろめたいし、怒られそうだし、とても冷静でいることなどできません。実際、これまでに数回そうせざるをえない目に遭いましたが、いつも自分の映画が始まって、ものの5分も経たない内に映画館を逃げ出してしまいました。とにかくダメですね。 |
| J: |
監督は観客の反応が気になる方ですか。 |
| K: |
もちろん気にはなります。しかし、観客とはいったい誰のことなのか、どうもよくわからない。映画評論家の何某とか、友人の誰それとか、親戚の誰とかいう特定の個人なら想定できるのですが、不特定多数の観客っていったい誰?といつも頭を抱えてしまいます。だから結局、大いに気にしながらも、そんな謎のような人たちに対して、どうすることもできないというのが現状ですね。 |
| J: |
話はガラッと変わります。食欲の秋と言いますが、監督の好きな食べ物はなんですか。 |
| K: |
うーん、あまりグルメではないので・・・、パスタとか、関西のきつねうどんとか、関東の天婦羅そばとか。あとラーメンも・・・。麺類ばっかりですね。 |
| J: |
酒はお好きですか?
お好きであるなら、なにがお好みでしょう。(ビール、ウイスキー、日本酒等) |
| K: |
アルコールは強くないです。だから酒だけを単独でちびちび飲むことはしません。が、食事どきに飲むのは好きです。たいがいビールかワインですね。量は多くはないですけど。 |
| J: |
「明日から10日間オフ!」ということになったら何をしたいですか。 |
| K: |
旅行かな。しかも・・・、えらいキザな言いぐさですが、海外はもう十分なので国内旅行がしたい。失礼しました。 |
| J: |
最後に「ドッペルゲンガー」を、まだ見ていない人に向けて、どこを楽しみに見に行けばいいか、見所のようなモノを教えて下さい。 |
| K: |
役所広司が二人いる! そこがポイントです。ひとりでも十分あやしいあの役所広司が、何と二人もいるんですよ・・・。ちょっと可笑しくないですか?可笑しいでしょ?
そうなんです。これはホラー映画ではまったくなくて、ナンセンスな、おバカコメディです。大いに笑ってください。 |