| J: |
森山さん、どこ出身なんですか? |
| M: |
大阪ですよ。茨木です。 |
| J: |
茨木出身なのに、都島に住んでたんですね(笑)
(茨木市と都島区は、さほど離れていません) |
| M: |
とりあえず、家を出たかったんですよ。 |
| J: |
同じマンションで会っていた頃は、何歳位でした? |
| M: |
19〜20歳・・・。 |
| J: |
最初、エレベーターで会って、森山さんだけが挨拶してくれて。ああいう所はなんとなく、しない方がいいような空気があるでしょう?妙に知り合いになったら、
ちょと怖いみたいな。それが、あの中で一番凶悪な(笑)風体で。あの頃、顔のあっちこっちにピアスがあった記憶があるんですけど。なんかパンクスというかロカビリーというかね。こーんなリーゼントだったでしょう(笑)で、僕はサラリーマンでネクタイ締めてて。それからお互いバイクで(マンションの)下で会いましたね。あの時はたしか(ヤマハ)SRかなんか・・・。

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| M: |
あのときは、たしかCL50でした。 |
| J: |
僕はスティードで。 |
男の憧れ、「不良」とは |
| M: |
音楽が好きな人って、大なり小なり「不良」じゃないですか。自分にとっての「不良」のありかたっていうのは、いかに攻撃的であるかっていうよりかは、守りがどうこうじゃなくて、いかに「きっちり」してるかだと思うんですよ。 |
| J: |
「きっちり」してるというのは・・・、 |
| M: |
反抗することが「不良少年のあり方」っていいますけど、僕なんかは「きっちりしてる」方がカッコイイと思ってましたね。だからスタイルというのは、あくまでも見た目であって、内面的にどうかっていうと「きっちり」してる方が今の世の中「不良」なことじゃないかなと思うんですよ。まあ当時もそう思ってましたね。 |
| J: |
職場は、あの当時
マッシュ(MASH)ですよね? |
| M: |
うん、いてました。 |
| J: |
最初、働き出したのは「マッシュ」なんですか? |
| M: |
その前があって、茨木の方に電気関係の仕事に行ってたんです。これを話すとね、生い立ちまで話すことになるんでね・・・。 |
| J: |
差し支えの無い程度でいいですよ(笑) |
| M: |
僕は両親と、暮らしたことがないんですよ。親戚の家で育ちまして。まあ高校まで出してもらって、恩返しといったらなんですけど就職はきっちりしたんですよ。株式会社と名の付く工場に。そこで2年弱働いて、その間に100万円ためたんですよ。それでその金で(都島へ)出たんですよ。大阪市内に住みたかったんで。家を出てからは自分の責任じゃないですか。それでやりたかった服屋に勤めて。
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| J: |
古着とか好きだったんですね。 |
当時の彼女が、大出世! |
| M: |
それ以前、学生の頃からずっと、梅田、ミナミ問わずいろんな服屋に出入りして遊んでましたから。仕事しもって。(洋服の)インディーズブランドみたいなことやってまして、当時一緒にやってた相方は今、世界的に有名なデザイナーになってますよ。 |
| J: |
へえ。名前きいてリアクションできへんかったら具合悪いですね(笑) |
| M: |
今は名前変わっちゃいましたけど、数字がずらっと並んでるブランドがあったでしょ。若い子向けのブランドで。 |
| J: |
あーエライ長く数字が並んでるブランドね。ありましたね。 |
| M: |
あれをやってた女の子が、その当時付き合ってた彼女なんですよ。やめてから、伸びましたよね。次の男が良かったんでしょうね(笑) |
| J: |
(笑)あの当時は古着って、めっちゃ下火じゃなかったですか?DCブランドが終わった位でしょ。 |
| M: |
そうですね。DCブランドの頃から古着は着てましたけど。お金がなかったから買えなかったのもありますけど。
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| J: |
あの当時、DCブランド着てなかった人って、1%位ちゃいます?(笑) |
| M: |
そんなことはないですよ。まあDCも着てましたけどね。 |
| J: |
それで「マッシュ」勤めて、火事があった(Tも偶然アメリカ村で目撃しました)りして。 |
| M: |
ありましたね。 |
| J: |
それでイッツァ
ビューティフルデー(It's a beautiful day) |
| M: |
はい。 |
| J: |
それで98年にネット通販始めて・・・。で、去年までお店には勤めてた?
(j-in 注:このインタビューは2002年に実施しています) |
| M: |
そうです。去年までです。 |
音楽が与えてくれる感動 |
| J: |
一番の趣味はカメラ・・・? |
| M: |
うーん、カメラ・バイク・音楽・・・ですね。 |
| J: |
バンドやってはるんですか? |
| M: |
今はちょっと休んでますけどね。それでも毎週レッスンは行ってますよ。 |
| J: |
レッスン?教室行ってはるんですか。バンジョーの。 |
| M: |
マンドリンね。 |
| J: |
あ、マンドリン。ほー |
| M: |
音楽自体、なんでも好きですね。 |
| J: |
デッドヘッズなんでしょ? |
| M: |
うーん、でもデッドヘッズやといってしまえばそうかもしれないですけど、今はもっと広い次元で考えてます。音楽そのものを一括りで考えていて。だからジャンルに捕われない。今インターネットのストリーミングで海外の放送とか聞けるじゃないですか。本当にクラッシックからジャズまで、ロックは勿論聞きますから。カントリーアンドウエスタンみたいなものも好きですしね。だから「何が好きやねん?」っていわれたら「音楽が好き・・・」っていうことかな。聞くってことは、常に受身なことじゃないですか。それはそれでいいんですけどね。聞く上で音楽の何が好きっていわれたら「喜怒哀楽というものを擬似的に体験できる」それで得れる感動ていうのは大きいものがありますね。それでその音楽が、好きか嫌いかの基準としてあるのは、「それが鳴っているときに死んでもいい」と思える瞬間があるということ。まあ、どんな音楽でもとはいわないですけど。いい音楽、背筋がゾッとする、ワクワクする、それがあるうちは止めれんなと。それから演奏するという部分においては、聞いてそれ(さっきの様々な感覚)を得ることができても、演奏してそれを得ることは聞いて得るより難しい。こと弦楽器に関していえば、左手、右手、その手だけで自分の感情を表に出す・・・、人間って普通、感情を100%表に出すってことはできないですけど、それを100%表現できる手段として音楽は自分にとって必要かなって思いますね。 |
| J: |
精神衛生上いいし・・・。ライブをやったりとかは? |
| M: |
今は表に出なくなってしまったんで。でもそういう会に出向けば、ステージに上がったりしますよ。
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| J: |
昔からバンドやってたんですか? |
| M: |
もう、ずっとやってましたよ。中学校のときから。 |
SOHOの実態!?(笑) |
| J: |
いきなり家庭の話になりますけど(笑)自営業じゃないですか、奥さん、子供と一緒に居れていいですよね。 |
| M: |
そうですね。うちは24時間一緒ですからね。こういう時(取材等)は一人で表に出ますけど、それ以外は、どこ出かけるのも一緒ですからね。 |
| J: |
どうですか、嬉しいですか?(笑) |
| M: |
うーん、まあ嬉しいですね。ひとつにはあるんですよ。自分が家で仕事がしたいというね。自分が一緒に住めなかったでしょ?だから自分の子供とは一緒に居たいから。子供は迷惑かも知れないですけどね。 |
| J: |
いやいや、それは嬉しいでしょ。 |
| M: |
うん。それは気持ちとしてありますよ。 |
| J: |
僕は、結婚もしてないですけど、女の子供は欲しいですね。デートから新婚旅行までついて行くような親になりたいですね。(笑)僕ね、お子さん1人と思ってたんですよ。 |
| M: |
いや、今年の2月にまた生まれたんですよ。 |
| J: |
上のお子さんは、お幾つですか? |
| M: |
2歳です。両方女の子なんですよ。ハーレム状態です。 |
| J: |
ハーレムというかなんというか(笑)子供どうですか? |
| M: |
いやあ、腹もたちますけど、カワイイですね。 |
SOHOその実態(その2)!?(笑) |
| J: |
僕等サラリーマンにとって、「ネット通販って自宅の仕事やし自由そうでええなあ」
って思うんですけど(笑) |
| M: |
ストレスの溜まる仕事で・・・、一日中、家に居るでしょ。だからタバコ止められないんですよ。何回もチャレンジしたんですけどね。
仕事はね無茶苦茶忙しいですよ。商品発送は奥さんがしてくれるんですけど、ページの更新とかね。その他モロモロ雑用。本読むのも仕事ですしね。アンティーク物なんかは辞典みたいのがあるんですけど、それ探して調べたりとかしますしね。
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| J: |
確かにそういうことは、煩雑ですよね。間違ったこと書けないですしね。 |
| M: |
そうなんですよ。今年は「ピーターラビット」の本が出版されて100周年なんですよ。それでシュタイフからヌイグルミが出るんで、みんな、こぞって予約取るんですけど。うちだけやったんですよ。「出版100周年や」って言ったのは。よそは「生誕100周年」って言ったんですよ。それで、なんも調べてないサイトは「テディベアと同じ100周年です」とか書いて、大々的にやって。(苦笑)生誕100周年は93年か6年やったかな、(僕)記念のバッチを持ってたんですよ。それで今回は違うとは判ってたんです。そこから先が掴めなかったんですよ。ピーターラビットの本はたしか「ペンギンブックス」から出てたから、そこにアクセスしてそこから色々調べて。やっぱりきっちりした事を調べて載せるってことには使命感ありますよ。世界中に発信する訳ですからね。
アクセスログを見てると、非常に面白いのが国内が勿論一番多いんですけど、アメリカ、ドイツ、イタリア、オーストラリヤからもアクセスありますし。
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| J: |
みんな、よく調べてアクセスしますね。ややこしいでしょ?調べるの。 |
| M: |
いや、でもその人がどこでアクセスして、どこのIP経由してきて、何分間そこに滞在していたかってことまで、僕は掴んでますからね。全部を見てるヒマがないから見ないですけど。でも動向っていうですか、は常に探ってます。
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| J: |
それってレンタルサーバーのサービスで判るんですか? |
| M: |
いや、そこまでは出来ないです。別のCGIを入れるんですけど。 |
| J: |
自分でCGIまで組むんですか? |
| M: |
いえ。フリーウェア、シェアウェアのCGIを使ってます。ショッピングカートに関しては、別注で作ってもらいました。 |
他人が羨ましがる人生、送りたいじゃないですか! |
| J: |
最後に、大デフレ時代におけるサラリーマンになんか御意見ありますか?(苦笑) |
| M: |
まず言えるのは、ただただ尊敬ということですね。僕なんかアメリカ村みたいな所にいた訳ですから、アンチサラリーマンなんですけど。勿論勤めてた店の為というのもありましたけど、自分の店を持ってみると「よく他人の会社の為にあそこまでやるな」という気がしますね。スゴイ!と。 |
| J: |
会社の為、家族の為に頑張るのが社会の為、お国の為になる・・・。(苦笑) |
| M: |
昔から葛藤があるんですけど「万人に愛される」のがいいのか「一部の人に愛される」のがいいのか。僕は誰にでも愛されようと思って、自分の身を削るくらいならそれはしない方がいいと思います。個人でやってることの利点として「イヤなことはやらなくていい」ってことがあります。みんな「イヤなことをわざわざやって苦労してる」でしょ?それやったら止めたらええんですよ。他の道を見つけたらいいんですよ。逆に「個人事業主だから背負わなければならない」こともありますけど。それで潰れようがなにしようが、自分の責任ですし。人が羨ましがるような人生を歩みたいですよね。 |